ホームページをいざ作ろうと思っても、作るためには様々な素材が必要となります。
ホームページ制作をスムーズに進め、デザインとブランディングを最大限活かすには、あらかじめ必要素材を整理しておくこととスムーズに話しが進みます。
以下では、中小企業・小規模事業者からご依頼いただいた際に「弊社の場合これだけあったら有難い」という視点で素材をリストアップしています。準備時のポイント・注意点も合わせて解説します。
ロゴマーク
ホームページ全体の印象を左右する重要な要素です。
既にロゴマークを作成している場合データをいただければホームページにも使用することができます。
一番嬉しいのはillustratorのaiデータですが、なければご用意できる範囲で大丈夫です。
もちろんなければ新しくロゴからデザインすることも可能ですし、既に作成しているロゴをベースにしてリニューアルすることも可能です。
写真やイラストなどのビジュアル素材
商品やサービスの写真など画像素材として使用したいものがあれば「可能な限り高画質な状態」でご提供いただければと思います。
この時に注意してほしいのが「インターネットから拾ってきた写真」をそのまま使用しないこと。
著作権違反に該当するため絶対にしないようにお願いします。
もし「この写真いいな」と思うものがネットにあったら制作会社に相談してみてください。
写真がない場合は撮影もしますし、最近はスマホのカメラの性能も上がっているので、スマホで撮影したものを送っていただいても大丈夫です。
写真のクオリティはホームページの見た目の印象を大きく左右するので、この部分に関しては予算に余裕があるのであれば、プロのカメラマンに依頼することをおすすめします。
写真の内容に関してですが、以下のような内容の写真を使用することが多いです。
- 会社の外観や中の写真
- 代表者様やスタッフ様の写真
- 商品やサービスの写真
この辺りの素材が高画質で様々なアングルで撮影されていると問題なく進むでしょう。
余談ですが、写真は枚数が多い方が制作しやすいので、撮影の際はとにかく沢山撮影することをおすすめしています。
テキスト素材
制作にあたって、どんな文章が入るのかを考える必要があります。
会社案内などの資料があれば、そこから文章を考えたり、インタビューなどをしてライティングさせていただいたりしています。
いただきたい文章の一覧として下記の通りです
- 代表者様挨拶
- サービスの紹介文
- 会社情報
- 採用情報
この辺りの文章が事前にあるととてもスムーズに進みます。
デザインのイメージ
デザインを依頼する際、「こんな感じにしたい!」という参考があると、制作者との認識のズレを防ぐことができます。
- 他社サイトで「いいな」と思うデザインのURL
- 自社で使っているパンフレットや名刺のデザイン
- 好きな色や、使いたくない色(配色パターンなどあるとよりイメージがしやすいです)
全くないという場合には打ち合わせでしっかりとヒアリングさせていただきますので、ご安心ください。
ドメイン・サーバー情報
最近はご自身でドメインやサーバーの契約をされる方もいらっしゃいます。
その場合は契約しているドメイン・サーバーのコントロールパネルへのログイン情報があると助かります。
それによってサーバーへのアップやwordpressのインストールから構築までをしっかりと対応することが可能となります。
その他あると嬉しい素材
なくても制作は可能ですが、以下の情報もあると活かすことができます。
- SNSアカウントのURL/QRコード
- お客様の声や口コミ
- プライバシーポリシー・特定商取引法表示
- GoogleアナリティクスのID
SNSアカウントがあるのであれば埋め込んだりリンクを貼ったりの対応が可能です。
お客様の声や口コミは載せてもいいものがあるなら必ず使いましょう。信頼性がガラッと変わります。
プライバシーポリシー・特定商取引法表示は特にECのサイトであれば必須です。法律的な表記なので、制作会社側でひな型を作ることはできるのですが、既に作っていて活用しているものがあればいただけた方がスムーズです。
GoogleアナリティクスのIDはアクセス解析するのであれば必ず必要です。ただ、自社で取得して管理しているような企業は稀なので、よく分からないのであれば制作会社に任せるのがいいかと思います。
まとめ:ホームページは素材が8割
ホームページ制作が成功するかどうかは素材にかかっているといっても過言ではありません。
どれだけ美しいデザインを組んでも写真がしょぼかったら微妙な雰囲気になりますし、写真が凄くよくてもレイアウトが見にくければ離脱率は上がります。
またデザインや色使いのイメージがしっかり伝わっていないと自分が意図しない出来上がりになる可能性もあるので、イメージをしっかりと持っている場合は、どのようにしたいのかをしっかりと伝える必要があります。
なかなか丸投げだと難しいので、一緒に作り上げていくという意識を持っていただけると制作会社としては凄く有難いです。