ホームページを立ち上げても、アクセスがほとんどない。
「検索しても出てこないんですけど…」と相談を受けることがよくあります。
その原因の多くは、SEO対策が不十分なこと。
「SEOって難しそう」「業者に任せるしかないでしょ?」
そう思っている方は、この記事を最後まで読んでみてください。
確かにSEOは難しいですし、業者に任せないとできない部分もありますが、依頼する側がちゃんとした知識を持っているだけでスムーズに対策を進めることが可能となります。
今回は初心者でも理解できるよう、SEOの基本と対策をやさしく解説します。
そして、なぜホームページ制作の段階でSEOを意識すべきなのか、その理由もお伝えします。
そもそもSEOって何?
SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」のことです。
簡単に言うとGoogleなどで検索をかけた際に自社のホームページが上位に表示されるために行う取り組みを指します。
Googleの気分次第なところもありますが、検索されやすい構造と中身を作ることで上位表示されやすくすることはできます。
どんな取り組みを行うといいのかステップに分けて解説します。
【ステップ1】キーワードを選ぶ
まずはキーワードを選定します。どのキーワードで検索上位を狙うのかによって難易度はガラッと変わってきます。
ポイントは自社の見込み客となるべき人はどんなキーワードで検索をかけるのか、ということを意識することです。
一般的には「地域名+業種+ターゲット」などが多いため、それで検索上位を狙うための対策を施すことが多いです。
当たり前ですが、ニッチなキーワードを狙う方が上位表示をさせやすいです。
例えばアーチヴェクトでは「下関 結婚式 音響」というキーワードでは2025年6月現在1位を取得することができています。ただし、「結婚式 音響」というキーワードでしたら全く上位に出てきません。
なるべく競合が少ないキーワードを狙うのをおすすめです。
キーワード設定は自社の商品と照らし合わせて最適なものを選ぶ方がいいですが、特に思いつかなければ「地域名+業種」でいいかと思います。
【ステップ2】タイトルと見出しにキーワードを入れる
ホームページの[title]タグや見出しタグと言われる[h1]~[h6]までのタグの中に狙いたいキーワードが入るようにすると効果がでます。
特に[title]タグにキーワードを入れるのは必須です。
この辺りは競合をリサーチして参考するといいかと思います。
ちなみにアーチヴェクトは「山口県下関市のホームページ制作・ブライダル音響・映像制作 | 株式会社アーチヴェクト」という内容で[title]タグを設定しています。
【ステップ3】わかりやすく、読みやすく
箇条書きや、見出しを活用し、専門用語をなるべく使わないようにして読みやすいページを作ることも大切です。
分かりにくいページや読みにくいページはいくらSEOを強化して仮に1位で表示されたとしても閲覧している人がページから離れるリスクが高くなるため分かりやすいページ構成というのはとても重要となります。
常に見る人の目線に立って更新していきましょう。
【ステップ4】スマートフォンでも見やすく作る
現在Googleはモバイルフレンドリーを重要視しています。どういうことかと言うと、スマホ対応してなかったら順位下げるよということを公式に宣言しています。
スマホ対応させることをレスポンシブデザインと言いまして、最近のホームページは標準でそうなっていますが、昔に作ったという方は要注意です。
昔はスマートフォン用のサイトは[/sp/]や[/smp/]などのようにフォルダを分けて表示させることで対応することも多く、そのような構成をしている場合はスマートフォンでちゃんと表示されていてもSEOの観点からいうと不利になります。
よく分からないという方は弊社のお問い合わせフォームからご連絡いただければお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。
【ステップ5】ページの表示速度はなるべく早く
サイトへアクセスした際にページの表示が遅いとせっかくアクセスがあっても、ページを閉じる人が増えてしまいます。
特にスマホからのアクセスの場合は表示に3秒以上かかるサイトは53%の人が閲覧をやめるというデータがあります。
Googleも表示速度はランキング要因の一つとなっていることを公表しており、表示速度の速さはSEO的にもプラスに働くことが証明されています。
ページの表示速度に関してはPageSpeed Insightsというツールで簡単に調べることができます。利用は無料でできます。
改善のために簡単にできる有効な施策としてはサイト内で使用している画像サイズや動画サイズの圧縮があります。
ページを表示させる速度の改善に関しては、それだけで1本の記事になるのでまたの機会にしっかりと解説させていただきます。
【ステップ6】定期的な情報更新で信頼感アップ
2年前や3年前になっているまま更新されていない場合は要注意です。
何年も更新されていないサイトよりも常に情報を更新して、最新の情報を発信しているサイトの方が検索エンジンの評価は上がります。
そんなこと言われても特に更新してないんだから書くことがない、という場合には年末年始の休暇のお知らせや夏季休暇のお知らせなどを記載して年に数回でもちゃんと更新していくことをおすすめします。
作りっぱなしよりもちゃんと「運営」されているホームページの方が評価は上がります。
【まとめ】SEO対策でやるべきこと
いろいろ長々と書きましたが、要するに
- スマホでも見やすくなるように作ってね
- 何をやっている会社なのかちゃんとわかるように作ってね
- ページはなるべく早く表示させるように作ってね
- ちゃんと最新情報を更新しておいてね
ということがしっかりとできていればおのずと検索エンジンの評価は上がります。
考えてみれば当たり前のことですよね。
スマホでは見辛く、何をやってる会社なのか分からず、ページの表示も遅く、10年前から更新されていない会社のホームページが上位に表示されるわけはありません。
余談ですが、Googleではホームページに求めることを「Googleが掲げる10の事実」という風に公式に発表しています。
次回はその辺りのことも深堀してみたいと思います。